書初の写経を終へて塔見上ぐ(女声男声) 常朝 (演奏時間 2:00)
注:2018年1月薬師寺の写経道場を子供達と訪ね、全員で写経しました。その後、別室で初点前をいただきました。道場を出て見上げると、西塔と修復中で覆われた東塔が見えました。
書き初めは写経道場薬師寺に
子等と静かな時過ごす
写経終へ道場出れば高き塔
書初の写経を終へて塔見上ぐ
旧道はどこかなつかし冬日差(男声女声) 常朝 (演奏時間 2:10)
注:2020年12月初旬、京都精華町の柘榴地区を東谷神社まで歩きました。一段下の国道163号線は車が多く落ち着かない道ですが、旧道に入ると急に静かな道になりました。家並みも古く冬日差を受けた町は、どこか昭和の町に入ったようで、なつかしく感じました。 旧道に入れば静か洛南は
師走の町に冬日差
昭和の町の風情あり
旧道はどこかなつかし冬日差
近江富士望む漁港に焚火せり(男声女声) 常朝 (演奏時間 1:47)
注:2012年12月琵琶湖の堅田漁港を訪ねました。漁港自体は広くはないですが百合鴎が泳いており、漁師の男性数人が浜で焚き火をしていました。我々も焚き火にあたらせてもらい、湖を見ると対岸にきれいな近江富士(三上山)が見えました。(原曲Orpheus作曲)
琵琶湖の冬は百合鴎
当たらせてもらう堅田の港の焚き火
対岸はるかに近江富士
近江富士望む漁港に焚火せり
死ぬるかと近寄り見たり穴惑(女声男声) 常朝 (演奏時間 1:45)
注:2016年9月奈良・大和民俗公園へ富雄川沿いに歩いていたら、道端に蛇が横たわっていました。近づいてよく見ると死んでいました。穴惑いが穴を見つける前に死んだらしい。
川沿いに刈りし田もある奈良の西
道に一匹蛇いたり
近寄りてよくよく見れば死にいたり
死ぬるかと近寄り見たり穴惑
どの色も選びたき色櫨紅葉(男声女声) 常朝 (演奏時間 1:53)
注:2020年11月下旬、奈良・生駒市の鹿畑を訪ねたとき、途中の坂に大きな南京櫨
(ナンキンハゼ)の木があり見事に紅葉していました。葉をよく見るとその色は
黃、橙、赤、紫、黒とその中間色と、紅葉の程度は実にさまざまで、一枚ずつ手にとると
どの色も、それぞれ味わいがあり、自分はどの色が好きなのかと迷っていました。
選ぶのに迷ったので、数枚持ち帰り、玄関に飾りました。
奈良の西鹿畑の坂に南京櫨
見事に紅葉していたり
色は黄色橙赤紫黒とさまざまに
どの色も選びたき色櫨紅葉
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