14花御堂

 み仏のおなかぽっこり花御堂(女声男声)  常朝  (演奏時間1:50)

注:2012年4月8日奈良飛鳥寺の花祭りに参列しました。広くもない本堂に花御堂が作られ、誕生仏がかわいいお腹をぽっこりふくらませて立っておられました。花御堂周辺だけが別世界のように華やいでいました。(原曲手毬唄:一番始めは。)

 猪垣の中に山門宇陀の寺(男声女声)     常朝  (演奏時間1:48)

注:2018年9月奈良・宇陀市の仏隆寺を訪ねました。宇陀市といっても山の中の寺なので、猪や鹿が出るらしく山門への坂の途中に猪垣があり、手で扉を開け閉めしないと入れません。有名な彼岸花はまだ蕾でしたが沢山白い茎を伸ばしていました。昔いたと思いますが猫はいませんでした。(原曲:山寺の和尚さん)

 筒鳥や人麻呂の妹眠る山(女声男声)     常朝   (演奏時間2:00)

注:2004年5月奈良・天理市の竜王山に自転車で登りました。途中の山道はふすま(衾)路といい奈良時代は墓地で柿本人麻呂の妻も眠っています。人麻呂はどんな思いでこの道を登ったでしょうか。山道に入ると筒鳥がぽーーん、ぽーーんと鳴きました。(原曲:通りゃんせ)


注:2006年3月木津川市のクローバー牧場を訪ねました。
牛小屋の奥の方には子牛が数頭いて、どの子牛も我々を恐れずに見ていました。
子牛たちの目はまるで、小屋から連れ出してと言っているようでした。(原曲:かごめかごめ)

 神山に月登れりと声あがる(男声女声)     常朝  (演奏時間1:45)

注:2007年9月奈良・三輪大社の観月会に参加しました。祈祷殿の庭から三輪山を仰ぎましたが、なかなか月が出ません。すると、誰かが「月が出た」と声を上げました。神の山から登る月は、まことにきれいでした。(原曲:うさぎうさぎ)

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